ペンタックスのK復活にこめた思い!

 ペンタックスが発売したK100Dは高い評価をもって受け入れられたようで、独自開発の手ぶれ補正機能も効果を発揮しているようす。発売日を繰り上げての販売にも問題はないようで順調なようでよかったと思いました。ところでこのカメラから復活した同社のKというネーミングにはいろいろな意味あいがありました。

 K100Dの企画を担当したペンタックス イメージングシステム事業本部マーケティング統括部 製品企画室の畳家久志氏が、ITmedia+Dのインタビューで開発の経緯や手ぶれ補正の機能などについて答えていました。その中で、ペンタックスが今までKというネーミングに込めた由来など興味ぶかいはなしを語っていました。インタビューを一部抜粋すると、

「K100D」のKは「Kマウント」の意味だと聞きましたが、そもそもKの由来は何ですか?

「KマウントのKの由来は、当社として正式に定めているわけではありません。Kの名称を最初に使ったのは1958年の「アサヒペンタックスK」です。当時のスクリューマウントの一眼レフ機の最高機種という位置付けで、そのKは「King of SLR」のKでした。

そして1970年代にはマウントをバヨネット式に変更し、初めてKマウントの一眼レフ機として「K2」、「KX」、「KM」のKシリーズ3機種を発売しました。カメラがKシリーズなのでマウント名をKにしたのか、Kマウントだからカメラ名をKにしたかのは、今では明確には分かりません。

ただはっきりしているのは、スクリューマウントの最高機種を発売した時や、会社としては大きな決断であるマウントを変更した時など、時代のターニングポイントになる節目にKの文字を使ってきたことです。今回の製品名にKを冠したことに、我々の思いや意気込みを感じ取っていただけるとありがたいですね。」

 ということで、ペンタックスでは技術的な転換点でKというネーミングを使ってきた過去があり、今回の新モデルで同社初となる手ぶれ補正機能を搭載した、デジタル一眼レフカメラを販売するにあたってKという名称が復活したことがわかりました。

 Kという名称が1958に最初に使われたということは今まで知りませんでした。Kという名称はKマウントに移行したKシリーズの一眼レフからだと思っていましたが、Kの歴史は長かったのですね。

 K100D に搭載した手ぶれ補正の研究は、20年来の対策テーマがようやく結実した成果とのことで、インタビューではそのあたりの事情が語られています。ペンタックスも最初はレンズに手ぶれ補正の機能を持たせる方向で研究していたのだそうですがデジタル時代になりセンサーを動かすボディ内の機構に研究を変えたということでした。

 ペンタックスの採用した磁力駆動方式のいちばんのポイントは、メカニカルな駆動ではなく永久磁石とコイルという2つの部材だけで、CCDの動きをすべてをコントロールしていることだという。

 この方式は、他社のボディ内の方式に比べて応答性が速いというメリットがありガイドレールなどメカ部材の多少のがたつきや動き始めの動作が遅くなるデメリットもない点で優れているといい、磁力で動かす方式は電気を流すと即座に作動するスムースな動作が特徴だと語り自信をのぞかせていました。

 ペンタックスの技術もけっこう優れたものを秘めていたという感じで、あまり革新的な技術をみせつけられることの少ない印象だったペンタックスの技術をちょっと低くみていたことを反省しなくてはいけないなと思わされました。


【資料】
ITmedia+D
永山昌克インタビュー連載
「磁力でCCDを動かす手ブレ補正「K100D」の開発者に聞く」を参照しました。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0607/18/news052.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0