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zoom RSS D700の担当技術者が語る開発秘話!ザ・ワークスVol.48

<<   作成日時 : 2009/06/04 23:58   >>

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 ニコンのホームページには、『ニッコール千夜一夜物語』という楽しい読みもの以外にも、『ザ・ワークス』というニコン製品の開発秘話を担当技術者のかたが語るという読みものもあります。「D3の発売時期には開発に着手しています。」と、開発時期を明かすのは今回取りあげる、D700の開発担当者です。

 今回取りあげられたニコンの製品は、『ザ・ワークス Vol.48 デジタル一眼レフカメラD700』で、D700の開発はいまから約2年前のD3の発売時期にさかのぼり、そのころには開発に着手していたという。D700の誕生の経緯は、

「最初にマーケティングの方から、スタジオ写真家が使い勝手のよい一眼レフを作りませんか、という提案がありました。さらに、F5に対してその性能をコンパクトに搭載したF100があったように、D3を受けた機種を、という話でした。」D700の開発にあたっては最初にマーケットからの提案があったということが意外な感じを受けました。

画像


 想定したユーザーは、アマチュアをはじめとして、スポーツ・報道分野ではない商業写真家や結婚式場、学校写真などの専門写真家だったといい、そういうユーザーに喜んでもらえるものをと念頭に置き開発にあたったという。

 ボディ単体でD3のような高速連写はできないものの、連写で撮った時の感触にはこだわったといい、リズムよくシャッターを切るには、やっぱり秒5コマは必要だという結論になりD700のコマ速が決まったという。「気持ちよく撮れるというのはカメラとして求められる必要条件だと思っています」とも語り、感触や気持ちのよさにはこだわって開発されていることがわかりました。

 D700のミラーバウンド収束時間は、秒5コマの仕様ではなく、バッテリーパックを付けたときの秒8コマの仕様を満足するように設計しているといい、それは、「1コマ撮影のときでもキレの良さを体感していただけると思います。」とカメラとしての基本性能の高さもアピールしていました。

 今回インタビューに答えられている、D700を開発された2名の技術者のかたは、D40の開発の際にもタッグを組まれたおふたりとのことで、その際に小さなカメラに課された、ボタンの少なさなどの制約から、Info 変更表示という方法を開発されたかたたちで、その技術はD700のカスタマイズ性の高さに活かされているという。今後については、

「最近の技術としては動画が気になりますね。次に村上さんとタッグを組む時に、カメラの動画機能がさらに一般的なものになっていれば、それに対する私達なりのアシスト機能を考えていきたいです。(中略)上手く撮れれば業務用ビデオ並みにきれいに記録することも可能なはずです。技術者としてそこに大変興味がありますね。」と語り、D700が将来マイナーチェンジあるいはモデルチェンジをする際には、当然のように動画機能も搭載されそうな感じです。

 インタビューを読むと、D700の開発では音や感触といったカタログスペックにでてこない部分への強いこだわりも語られていて、単にD300のボディにD3の機能をつめこんだカメラではないという技術者のかたの思いが強く感じられ、D700というフルサイズ機を改めて見直すことになりました。


【資料】
ニコン
Enjoyニコン ザ・ワークス
ワークス Vol.48 デジタル一眼レフカメラD700
http://www.nikon-image.com/jpn/enjoy/interview/works/2009/0905/index.htm
ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/jpn/index.htm

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど、ニコンのカメラのシャッターフィーリングの良さは、やっばり開発者の思想に基づいていたのですね(^^)
気持ち良く撮れると言うことは、カメラの基本的な要素の一つですよね♪
Toshi
2009/06/05 21:09
Toshiさんこんにちは!
この、ザ・ワークスの記事を読むとかなりのこだわりがあるようですね。サブミラーの音のおはなしでは出荷直前まで手直しをしていたと書かれていますよね。
手にしてシャッターを切るというなにげない一連の操作でも自分にあうカメラあわないカメラというものはあるもので、気持ちのいいと感じるカメラを無意識のうちに皆さん探されているのでしょうね。個人的にはD3が一番気持ちがいいと感じます。。
blog管理
2009/06/05 21:18
D700に縦位置グリップを取り付けて、EN-EL4aを入れると、秒8コマになるだけではなく、1コマ撮影のときでも明らかにシャッター音が変わります。キレの良さも更に増す感じです。

D3は、キレすぎる(ドライすぎる)ので、時々こっちの方が、良かったかなと思ったりもします。。。
Hiroyuki
URL
2009/06/06 00:22
ケイさんお久しぶりです!
実は私がD200からD700に乗り換えて最も感心したのが、シャッターの切れの良さでした。そして時にあのF2を思い起こさせる、少し高めのシャッター音も気に入りました。D200で違和感のあった低めのペンタ部は、フルサイズ化によって大きく高く見栄えのするものとなり、丸型のファインダー接眼部も長年のニコンファンを泣かせるものでした。そしてその絵も、彩度とコントラストの高いものであり、ややアンダーを維持するリバーサルの撮影方法を、そのまま駆使できることに喜びを感じたものです。前にお話したように、MF単焦点のレンズで撮影したくなったのも、当然の成り行きだったと思います。つまりD700は私にとって、「フィルム時代の感覚を絶えず喚起させると同時に、フィルムとの決別を促す罪なカメラ」ということになるのでしょう。これもまた、ニコンの懐の深さが集約されたカメラであり、しばらくは手放せない存在となりそうです。
ガラスと金属の塊である50mm f1.2を装着すると、ひときわ澄み切ったシャッター音を奏でるD700、ケイさんもいかがですか?
ayuo
2009/06/06 19:05
今晩は。私もこの記事を見ました。D700は確かに良いカメラですね。EOS 5DMKUが2,000万画素で少し安くなっているので買う気にはなりませんが。少し古くてDXタイプなので比較にはなりませんが、D2Xもかなり切れ味のよいカメラなので今のところ我慢しています。
Msuimda
2009/06/06 19:23
Hiroyukiさんこんにちは!
なるほど!D700はまだグリップをつけた状態で試したことがありませんでした。そんなにちがいがでてくるのですね。今度ニコンで試してみます!
こういう読みものを目にするとすごく感心させられ改めていいなと思わされますね。
blog管理
2009/06/06 23:10
ayuoさんこんにちは!
ayuoさんのD700に対する思いがとてもよく伝わってきました!D40でマニュアルニッコールを使う楽しみを再認識され、そのD40をご購入の際には、程度の良いF2フォトミックS黒のボディとめぐりあわれ、そのシャッターの感触に似たD700の入手となにかとても深いニコンとの縁が感じられ、またニコンとの32年目のお付きあいでは、記念の50mmF1.2を入手されそれもD700との相性がばっちりとのことで、なんとも素晴らしいニコンライフをおくられていていますね!完全にフイルムからデジタルに移行させるほどのものを持っているD700の魅力もまたすごいものがありそうですね!お勧めのD700とてもいいと思います。いまはDXフォーマットからいろいろと整備していこうかなと考えていますが、きまぐれなのでそれも突然変わるかもしれません。(笑)
blog管理
2009/06/06 23:27
Msuimdaさんこんにちは!
記事をお読みになりましたか。ご紹介した甲斐がありました。D2Xはなんといっても、やはりフラッグシップカメラですからね!作りのよさには素晴らしいものがあると思います。D2Xはいいカメラだと思いますのでこれからも末永くご愛用していってください。
blog管理
2009/06/06 23:33
D700の担当技術者が語る開発秘話!ザ・ワークスVol.48 きになったコト/BIGLOBEウェブリブログ
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