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zoom RSS X3からキヤノンのDSLR開発の方向性に変化が?

<<   作成日時 : 2009/04/05 23:58   >>

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 PIEの直前に、EOS Kiss X3 を発表して話題を集めたキヤノンですが、その発表に関連して興味深いインタビュー記事がありました。「出し惜しみは良くありません」と語るキヤノンの開発責任者は、EOSシステムが誕生したときからの不文律をデジタル時代の新しい価値観におきかえて見直す時期だと語り、X3は正に新しい価値観の元に作られたという。

 キヤノンの責任者のかたがかなり積極的にそして素直に語られているのが印象的な記事は、デジカメWatchの、『キヤノン「EOS Kiss X3」の狙いと一眼レフ戦略』というインタビュー記事でその内容はかなり興味深いものがありました。

 今回インタビューに答えられているのはおなじみの、キヤノンイメージコミュニケーション副事業本部長兼カメラ事業部長の打土井正憲氏と、新しくインタビューに登場された、カメラ事業部の笠松厚雄副部長のお二人です。

 インタビューの冒頭でPIEに関して、「他社も新機種を並べると思っていたので少し意外」と語られていることが逆に意外でした。ニコンのほか、他メーカーも新機種をだすと予想されていたということで業界内ではいろいろと情報がもれ伝わっているのかなと勝手な想像をめぐらせてしまいました。

 これを受けて、「ペンタックスの新一眼レフカメラの開発がやや遅れたことと、ニコンが発売準備を終えていると見られていた新機種の発表を見送ったことで新製品展示という意味では確かにやや寂しい面はある。」と、聞き手の興味深い分析もあり、発売準備を終えているというあたりに、インタビューの内容とは別に注目してしまいました。

 インタビューでは、いろいろなキーワードがあり、キヤノンのデジタル一眼レフの開発の方向性にも変化がでていることが語られていました。センサー開発の方向に関しては(画素数は向上させながら)同時にS/Nも向上させて、ノイズ特性を改善すると語り、またカメラの開発については、EOSシステムを構築した時に生まれてきた不文律をデジタル時代の新しい価値観に置き換えて見直す時期と考ていることもわかりました。

 インタビューではほかにも、今後のキヤノンのデジタル一眼レフの開発でキーワードとなる部分がいくつもあり、それを以下にピックアップしてみました。

(1)EOS-1Dシリーズを使うプロが最高ISO感度まで上げて使うことはおそらくしないだろうと思っていた。
(2)ニコンD3の影響はある。
(3)キヤノンも超高ISOに取り組んでいた。その実用化に向けての開発速度が速まった。

(4)銀塩フィルムカメラ時代の常識ではガイドナンバーの小さいストロボにバウンスはつけなかった。
(5)EOSシステムを構築した時に生まれてきた不文律をデジタル時代の新しい価値観に置き換えて見直す時期だと考ている。

(6)初級者向けカメラだからこの仕様でもかまわないといった差の付け方を徹底して排すように努力。
(7)EOS Kiss X3 には入れられるものはすべて入れた。
(8)出し惜しみしているようにユーザーから見られていることがとても重く心にあった。
そうした残念さを感じさせることがないように現時点での全力投球をする。
(9)出し惜しみは良くないがコストなど決められた範囲内ならばできる限りのスペックにする。

(10)EOS Kiss X3 は搭載プロセッサの能力が異なるため動画撮影時のフォーマットに制限がある。フルHD時の毎秒20フレームでの撮影はハードウェア上の制約。

(11)ISO 6400が常用域と言われる程度までは改善したい。
(12)ISO 6400を常用範囲とした上でさらに高画素化も進めていく。
(13)高画素の追求だけに特化したモデルがあってもいい。

(14)これから2、3年先に出てくるだろうカメラのことを今は考えている。
(15)ユーザーからのフィードバックを注意深く分析。

(16)今年1機種だけということはない。まだ新機種の発表はある。

 インタビューの終わりには、「昨年よりも悪くなる要素は今のところありません」と、現在の不況のかなでも日本市場でも前年比でプラスに推移しているといい、心強いはなしがありました。


【資料】
デジカメWatch
【インタビュー】キヤノン「EOS Kiss X3」の狙いと一眼レフ戦略
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2009/03/30/10572.html
このインタビュー記事を参照しました。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
誤解を恐れず言うと、Nikonは上位機種のものを、その下位機種に、Canonは下位機種のものを、その上位機種に持ってくるのが得意だと思います。

Nikonは今ならD3とD700、D300とD90、前ならD2シリーズにD200、D80といった具合に、AFセンサーとか内部のメカとかを上位機種の部品で作るとか。軽量化等には不利かもしれませんが、D80なんかは、小さいD200といったイメージがあり、使っていてもそう感じました。

逆にCanonは、特に40Dあたりの機種は高性能のKiss Dといったイメージです(あくまで個人的ですが)そのぶん、軽量化や価格は上手く押さえて優等生的です。ただその為に、僕の欲しい機能がない!(はい、あくまで個人的です)まあ、狙ってるユーザーが違うって事なのかもしれないですが。

親がCanonユーザーなので、撮影機能の話になると、欲しい機能に限って無かったりするので・・・・
とくに初代kissはずば抜けて酷かった記憶が(遠い目)
X3がどうなるか、そしてその後は・・・・楽しみです!!
しろうさぎ
2009/04/07 00:39
ケイさんこんばんは。

>(6)初級者向けカメラだからこの仕様でもかまわないといった差の付け方を徹底して排すように努力。

ここが、私がキヤノンが嫌いな最大の理由でした。

ラインアップの充実したメーカーにありがちな傾向ですよね。上位機種を高く売るために、下位機種の機能を落として販売する。初心者にはこの程度でいいでしょ、という考えが透けて見えてました。KissFがいい例です。
ユーザーを甘く見た製品は、EOSブランドを持ってしても余程売れなかったのでしょう。
結果、このようなコメントに繋がった、と思われます。

逆にこの点が修正された、ユーザーにちゃんと目を向けるようになったキヤノンは、恐らく最強だと思います。

X3、その後の新製品が楽しみになって来ましたね。

ぜひとも、この歴史的な不況を吹っ飛ばすような、ペンタックス派の私が羨むような新製品開発を、期待します。
ペンタックン
2009/04/07 19:56
しろうさぎさんこんにちは!
ニコンとキヤノンでは、ラインアップ同士が微妙に直接的に競合しないという声をよく聞きますよね。
それぞれのメーカーのカメラ作りの思想がちがっているので当然なのかもしれませんが興味深いですよね。
ニコンは上位機種の機能をうまく下のモデルに持ってきますよね。キヤノンもそうなのかもしれませんがニコンとはちょっとちがうのかな。写真が流れているニコンの新モデルはどういう内容ででるのかおっしゃるような見方でみるのも楽しみですね。
blog管理
2009/04/07 22:23
ペンタックンさんこんにちは!
今後の製品作りでキヤノンは変わったのかユーザーは意外とシビアにみているかもしれませんね。(6)に対してちょっとひっかかるのは、(9)ですね。確かにこれは当然かなと思いますが、これを免罪符にして元のもくあみになってほしくないですよね。EOSの不文律をデジタル時代の新しい価値観に置き換えて見直すことが成功すれば確かに最強になるでしょうね。
ペンタックスからも夏にいいモデルが登場するようですので自身を持って待たれていいとも思います!
blog管理
2009/04/07 22:30
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