きになったコト

アクセスカウンタ

zoom RSS オリンパスE-3は宇宙で順調にミッションを遂行中!

<<   作成日時 : 2009/04/12 00:35   >>

面白い ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 2

 打ち上げ予定が少しおくれて、3月16日午前8時すぎ(日本時間)にディスカバリー号で宇宙に旅立ったオリンパスのE-3ですが、無事に撮影ミッションをこなしているようです。宇宙からE-3で撮影された地球の写真を早くみたい感じです。

 本来なら無事に旅立った若田光一宇宙飛行士と書かなくてはいけませんが、ここではカメラの話題ということで、冒頭のような書き出しとなりましたことをご了承ください。宇宙での撮影は3月18日に国際宇宙ステーションの日本の実験棟、「きぼう」から地球を撮影したもので、若田さんの帰還後には、オリンパス・スペース・プロジェクトのサイトや写真展などで公開されるそうで、いまからE-3が宇宙で撮った写真が楽しみです。

 今回は、宇宙で使われてきた歴代のカメラにはどのようなものがあったのか少し調べてみました。ここで調べたほかにも宇宙で活躍したカメラはあるのかもしれませんが情報がない部分もありすべてではありません。

 調べると、ミノルタのカメラは、ニコンがNASAに採用されるはるか前に宇宙にいっていたことがわかりました。

1947年発売の「ミノルタ35」を皮切りに(ミノルタは)次第に35ミリカメラに開発の比重を移していくこととなる。1962年NASAの厳しい試験をクリアした35mmレンズシャッターカメラ「ハイマチック」がグレン中佐乗り込むフレンドシップ7号の宇宙飛行用カメラとして採用され、フレンドシップ7号にちなんで製品名称に7を多用するようになる。ミノルタのカメラが普及した背景には技術力もさることながらミノルタのCM戦略も大きかった。(Wikipedia ミノルタ より)

 ミノルタのカメラで、7という数字が意味を持ったルーツが判明しました。同じ1962年にはハッセルブラッドのカメラも宇宙にいきさまざまな映像を残すこととなりました。


1962年10月3日の初の宇宙飛行から、ハッセルブラッドのカメラは宇宙航空プログラムの重要な部分を占め、我々の世界とその周りをより理解できるよう、映像を捉えてきた。宇宙旅行の過酷な要求を満たすための特殊な仕様や改良点が幾つかある。宇宙で得たその知識と専門技術を応用し、それを地球に持ち帰り、ハッセルブラッドの改良に役立ててきた。
平面80mmレンズ(改造型)を装備したハッセルブラッド500Cは宇宙でNASAによって使用された初めてのハッセルブラッドカメラだ。宇宙飛行士のウォルターM・シッラがテキサスのヒューストンにあるカメラ店で購入したものだ。(HASSELBLAD スペースカメラ より)

 宇宙飛行士のかたが自分で、ヒューストンのカメラ屋で買ったハッセルを持っていったというはなしは、いまからすると、なんだかとてものどかな時代という感じがします。

 そして1971年にはニコンもNASAに採用され、宇宙へと旅立つことになりました。このハッセルとの時間差は、NASAが当初は70mm判のフィルムをおもに使っていたため、ニコンの出番がなかったからだという。

NASA(アメリカ航空宇宙局)では当初、70mm判フィルムを主に使用していたため、ニコンの出番はなかった。しかしより機動的な撮影を可能にするため、より小さい 35mm(135)判フィルムのカメラ・システムが必要になってきたとき、アメリカでも市販カメラとして絶大な信頼を得ていた「ニコン」が選ばれた。この NASA 用特注カメラは日本光学のアメリカ代理店が受注したものであるが、開発は日本光学の大井製作所(東京都品川区)の特別チームでおこなわれることになった。

NASA 用のニコンは、まず1971(昭和46)年に「アポロ15号」用として「Nikon F」改造カメラ、数種の改造ニッコール交換レンズを納入した。

次の NASA カメラは少し間隔があいて「Nikon F3」ベースのものになる。スペースシャトル用として昭和56(1981)年に納入された、モータードライブ付き「F3 "スモールカメラ"」と長巻きフィルム用「F3 "ビッグカメラ"」である。これらは「F3」が開発中でまだどんなものになるか判らない時点で NASA が早々に制式カメラとして承認してしまったもので、大井製作所で量産用「F3」と併行開発した。(ニコンの歴史 ニコン物語 第12回 遡るニコン史 NASA仕様 より)

 1989年にはふたたびミノルタのカメラが宇宙にいくことになりました。栄えあるそのカメラはミノルタのα-8700iで、のちに白いα-8700iが、ミール搭載記念限定モデルとして販売されました。

1989年にTBSが日本人のミール訪問に関する協定をソビエト連邦の宇宙総局と調印。まだ、この時点では毛利衛のスペースシャトルでの飛行が日本人初になるはずであった。ところがシャトルの事故で毛利の飛行が遅れたために、1990年12月2日、ソ連のバイコヌール宇宙基地より宇宙船ソユーズTM-11で打ち上げられた秋山が、初めて宇宙へ行った日本人宇宙飛行士で世界で初めて宇宙に行ったジャーナリスト(TBSのいう”宇宙特派員)となることになった。(Wikipedia 秋山豊寛 より)その際に使用されたカメラが、ミノルタα-8700i。

 ニコンのカメラはF3の時代から、平成元年(1989年)に、F4の改造機をNASAに納入したあと、宇宙で使われるカメラもデジタルの時代に変わり、2005年8月にはF5ベースのデジタルカメラ(コダック製)、が搭載され、その後、ニコンのD2XSが採用され星出彰彦宇宙飛行士の活躍で話題になりました。

日本人宇宙飛行士、星出彰彦さんの活躍で注目されたスペースシャトル「ディスカバリー」が、14日間の飛行を終え、日本時間6月15日(2008年)午前0時15分帰還しました。星出さんは、国際宇宙ステーション(ISS)に8日間滞在し、日本の有人宇宙施設「きぼう」の心臓部である船内実験室設置に成功しました。 今回のミッションでは、ニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」6台と交換レンズ2種類3本(AF-S DX Zoom-Nikkor ED 12-24mm F4G(IF)、AF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8)、スピードライトSB-800が使用されました。スペースシャトルおよびISSで使用される「D2XS」は、潤滑油をNASA指定品に変更し、専用ファームウエアを搭載したことをのぞけば、ほぼ市販品と同じです。(ニコン ニュース ニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、スペースシャトルのミッションで使用される より)

株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)は、米国、航空宇宙局(NASA)からスペースシャトルでの記録撮影用に、デジタル一眼レフカメラ「D2XS」、交換レンズ、アクセサリーなどを受注しました。今回、ニコンがNASAから受注した「D2XS」は計76台、そのほか、交換レンズ2種計39本、スピードライト64台、バッテリーなどのアクセサリーで、フライトおよび訓練に使用されます。(ニコン 報道資料 2007年8月22日 NASAからニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、交換レンズなどを受注 より)


 こうして改めてみてくると宇宙で使われてきた歴代のカメラにはいろいろなものがあったことがわかり興味深い感じです。お気に入りのF4がスペースカメラになっていたことは今回初めて知りました。

 そして今回、若田光一さんのミッションでは、オリンパスのE-3も無事にミッションをこなしているようで、オリンパスからもスペースカメラの仲間入りの機種が誕生しました。

 たった1台のE-3ボディが故障を許されず宇宙で孤軍奮闘して映像を記録しているようすを想像するだけでもロマンがある感じです。なんとなく今年のオリンパスのがんばりを示しているようでもあり、あとはE-3が無事に役目を終えて帰還することを願うばかりです。


【資料】
OLYMPUS
お知らせ 2009年4月7日
「オリンパス・スペース・プロジェクト」でJAXA宇宙飛行士・若田光一さんが、
デジタル一眼レフカメラ「E-3」を使用して宇宙から美しい地球を撮影日本人
宇宙飛行士が登場する初めての商業目的映像撮影も同時に実施
http://www.olympus.co.jp/jp/info/2009a/if090407spacej.cfm
オリンパス・スペース・プロジェクト
http://olympus-space-project.com/ja/

JAXA
若田宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-119/
国際宇宙ステーション組立ミッション(15A))の打上げについて
http://www.jaxa.jp/press/2009/03/20090316_sts119_j.html


【資料】
コニカミノルタ
Camera history ミノルタの歩み
1962 ミノルタハイマチック
http://ca.konicaminolta.jp/history/minolta/1960/1962.html
1990 ミノルタα-8700i(ミール搭載記念限定モデル)
http://ca.konicaminolta.jp/history/minolta/1990/1990.html
Camera history
http://ca.konicaminolta.jp/history/index.html

HASSELBLAD
Hasselblad.jp Hasselbladについて 宇宙で使われたHasselblad スペースカメラ
スペースカメラ
http://www.hasselblad.jp/hasselblad%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%A7%E4%BD%BF%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9Fhasselblad/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9.aspx

ニコン
企業情報 ニコンの歴史 ニコン物語
第12回 遡るニコン史 特別仕様カメラ:チタン仕様とNASA仕様
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/about/history/rhnc/rhnc12ti.htm
ニコンの歴史 ニコン物語 遡るニコンカメラ史
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/about/history/rhnc/index.htm

ニュース 2005年9月7日
スペースシャトルディスカバリーにニコンの機材が搭載される
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2005/0907_nasa_01.htm
PRESS RELEASE/報道資料 2007年8月22日
スペースシャトルおよび国際宇宙ステーションの船外・船内での撮影用に
NASAからニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、交換レンズなどを受注
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2007/0822_nasa_01.htm
ニュース 2008年7月11日
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、スペースシャトルのミッションで使用される
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0711_nasa_01.htm


【関連記事】
『オリンパスE-3がスペースカメラに!マイクロのうわさも飛ぶ』(2009/03/01)
http://f2f4d1x.at.webry.info/200903/article_1.html
『宇宙を周回し続けるニコンのD2Xs!』(2008/07/11)
http://f2f4d1x.at.webry.info/200807/article_11.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
面白い 面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大門でございます。久しぶりに書き込みさせて頂きます。

シャトル用デジカメというと、当初はN90Sベースのコダック機が活躍していたようですね。
その後F5ベース機も登場し、これは船外でも活躍したようです。
宇宙ステーション内でD200が存在している写真もありましたが、NASA以外の国の持ち込みか民間飛行士の携行品でしょうか?
搭乗時に持ち込む携行品には厳しい検査があるものの、これを通すにも大きな費用がかかる為、ニコンの扱いに慣れており検査費用が安く済むD200が選ばれたとの記事を読んだことがあります。

今回のE-3のプロジェクトは他カメラの話とは性格が異なりますが、ミッションを完遂し、無事帰還を果たしてもらいたいですね。
大門
2009/04/13 12:46
大門さんこんにちは!
おひさしぶりです!情報をありがとうございました!
F90S(海外ではN90S URLに参考)をベースにしたコダック製のニコンのカメラが活躍していた時期があるのですね。
そして、最近ではD200もいっているのですね。
両方とも知りませんでした。ニコンの一眼レフは宇宙で使われている実績がありNASAのカメラの検査に対するノウハウも豊富なことからD200も問題なく飛んだのでしょうね。
E-3は通常のNASAのミッションとは異なりますが無事に役目を果たして、オリンパスで撮った宇宙の写真をみせてほしいものですね!
blog管理
URL
2009/04/13 16:27
オリンパスE-3は宇宙で順調にミッションを遂行中! きになったコト/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる