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zoom RSS 名機の肖像 Nikon F の神話

<<   作成日時 : 2008/10/15 23:58   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 8

 日本カメラを読まれているかたなら、BS JAPAN で放送されている『名機の肖像』という番組のことはご存知かもしれません。今回放送で取りあげられたのはこの記事のタイトルに書いたように、ニコンFでした。番組は開発当時の貴重な映像や知られざるおはなしなど多彩な内容で、もうわくわくするものでした。

 日本カメラの10月号に『名機の肖像』で、ニコンFを取りあげることが載っていて番組が放送されることは知っていたのですが、実は自宅ではBS放送がみることができずすごく残念に思っていました。

Nikon F

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 放送直前になり、このブログに時々コメントをいただく読者のかたより放送がありますよとのメールをいただきました。しかし、自宅でみることができず残念に思っているということをお返事させていただいたところ、放送終了後にテープをお貸ししますよとのご好意をいただき、ずうずうしくご好意に甘えてみせていただけることになりました。

 今日届いたそのテープを早速みると、30分番組の『名機の肖像』は冒頭に書いたようにわくわくする内容となっていました。

 「誠実に作られ、多くの人々から愛され物語のあるカメラは、名機と呼ばれ今なお色あせることなく輝き続けている」というナレーションで始まる、BS JAPAN の『名機の肖像 魅惑のヴィンテージカメラ Nikon F の神話』は、取材のときの逸話から始まりました。取材の時に会ったニコンの社員のかたは片手にニコンFを持ちながら、入社30年になるがニコンFがあったからニコンに入社したというエピソードを目を輝かせながら語ったという。

Nikon F Photomic

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 番組は昭和30年代のニコン本社を写した白黒の空撮映像から始まりました。白黒の記録映画のようなニコンFの組み立て工程のようすや特殊な工具で変わった形のねじを締めるようす。ニコンFのシャッターボタンの取り付けなのか、変わった工具をシャッターボタンの回りの3点の穴に入れて締めるようすなど、ニコンFが正に生まれていくようすを初めてみることができました。

 この記録映画のような生産のようすを写したフイルムは何分あるものなのかわかりませんでしたが全部みてもあきることはないと思いました。

 ニコンFの発売された当時の価格は、6万7千円で、そのころの大学卒の公務員上級職の初任給が、1万2百円という時代だったという。それでもニコンFは人気だったようで、番組のナレーションなど(番組のあい間、あい間には、ゆかりのかたのコメントが入る)を聞いていると、いまのD3よりも当時のカメラファンにとっては魅力的なカメラだったような印象でした。

Nikon F Photomic T

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 ニコンFは当時すでに名機とされていたニコンSPの存在が大きく関係していることはこのブログを読まれているかたには改めてここで書くまでもないと思いますが、ニコンFの耐久性についてニコンの指定修理工房の担当者のかたは、ステンレスのマウントが望遠レンズごとの落下などで曲がってもそれを支えるダイキャストが壊れたという記憶はないと語っていました。つまりマウントさえ交換すれば問題ないという。

Nikon F Photomic TN

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 ここで、先のニコンFの生産工程のようすがまた入り、ニコンの耐久性についての解説がありました。白黒の映像は、ニコンFが自動でシャッターを切る装置に置かれ、シャッターの耐久テストをしているようすを映しだしていました。機械のカウンターが14万3千数百回を超えるようすを克明に写しています。この当時に15万回ものシャッターの耐久テストをしていたことにおどろきました。

Nikon F Photomic FTN

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 また、指定修理工房の担当者のかたは、ミラーボックスの耐久性についても語っていてお客さんがあやまって水没させたものでミラーボックスを交換したことはあるが、それ以外で交換したことはないと語っていました。

 番組ではニコンの執行役員で映像カンパニー副プレジデントの後藤哲朗氏が思いでを語るとともに、ニコンFのNASA仕様のカメラも登場しました。アポロ計画で使われたという、Nikon F Photomic 1.2 / 55 NASA model は宇宙船内で計器(などのガラス)に写りこんではいけないということで、つや消しのマットブラックに塗装されていたという。

 NASA仕様のニコンFが動作しているところをアップでみたのは初めてで、ピントリングやシャッターもいまでもとてもスムースに動作しているようすには感動してしまいました。ニコンF3からD3までの開発にたずさわった後藤氏は、ニコンのカメラがFから継承しているものはと問われて、「信頼と技術を世に問うことです」と語られていました。

Nikon F Photomic 1.2 / 55 NASA model

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 ニコンFはその誕生から来年2009年で50周年を迎えるという。番組では終わりに、世界の一眼レフの歴史を大きく変えたといえる名機、と称えられていましたが、改めて、ニコンFというカメラは偉大な一眼レフだと思いました。


 このブログの読者のかたのおかげで番組をみることができてとてもよかったと思いました。テープをお貸しいただきました読者のかたには、ここで改めてお礼を申し上げます。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
NikonF 改めて凄いカメラと感動しています! Nikon一桁は F4まで使って、F4は この前久しぶりに撮影しました。 あと ニコマートFT3も… デジタルでいろんな機能がありましが、昔のカメラで撮影していると、デジタルの多彩な機能はいらないのでは?と錯覚します(^o^;)
中古でも NikonFは価格の変動が少ないですね! それが素晴らしいです。
せいちゃんです。
2008/10/16 07:52
なんと、そんな番組があったのですね。。。
正直なところ、Fについては最近まで興味はなかったんです。ところが、実際に使ってみると、妙にいいんですよ。今でもまったく問題なく使え、しかも信頼性は抜群だし、シャッターの位置もそれほど気にならないし、コンパクトなので、意外と持ち歩きやすいのもいいです。
この魅力(魔力?)って何なんでしょう?
そんなわけで、うちのフォトミックFTnですが、見ていて飽きません。ずっと机に置いて、チラ見しながら仕事してます(笑)10.5cmがやたら似合ってますよ♪
NASAのマットブラック仕様。渋すぎます。
58Caddy
2008/10/16 10:52
ナント、そんな番組があったんですね。
知りませんでした。
Fは2台所有していますがどちらも現役です!
シャッター音が好きです。
フィルム入れずについ空シャッター切っちゃいます。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/dyfrr916/view/20080501
けんけん
URL
2008/10/16 15:06
縁あって自分の手元にたどり着いたF、シメシメです(^m^)
義父も自分の跡の心配がなくて喜んでくれている・・・勝手にそう思うことにしています。。。

今後Fのようなカメラや(ちょっとずれますが)toyota 2000GTのような車が出てくるか、たまに思うことではあります。
marusuke
2008/10/16 21:06
せいちゃんです。さんこんにちは!
この番組をみていてニコンFへのもう何度目になるのかの興味がまたむくむくとわいてきました。(笑)
Fのシャッター音はなんともいいものですよね!
FT3ですか、自分はFT2を使ってました!なつかしいです。Fは機能的には、もうシンプルそのものですよね。最近はFの相場もみることもなくなっていましたが価格の変動は少ないですか。またF人気の再燃なんてことにならなければいいのですが。
blog管理
2008/10/17 00:32
58Caddyさんこんにちは!
58Caddyさんがもしみていれば正にタイムリーな番組だと思いました。入手されたばかりのFの歴史的な背景がよくわかって、この魅力(魔力?)って何なんでしょう?という部分について納得されるものがあったと思います。机に置いてチラみしながらというお気持ちはよくわかります!(笑)10.5cm似合っているでしょうね!今度ブログに写真を載せてみせてください!
TVでみるNASA仕様のFはまた格別の風格がありましたよ!
blog管理
2008/10/17 00:40
けんけんさんこんにちは!
あるんですよ!(笑)
次回の放送内容は、11月号の日本カメラに内容が掲載されているそうです。
そうですよね!ニコンFのオーナーさんでしたよね!
そしてモータードライブまで!ブログで拝見したことを思いだしました。Fのシャッター音は自分も好きですしミラーアップした状態での音もすごく静かなでいいものがありますよね!
blog管理
2008/10/17 00:47
marusukeさんこんにちは!
そうでしたね!Fのオーナーになられたのですよね!
安心してたくせるひとの手にわたり喜ばれていることと思います。
もちろん形はちがうでしょうが、でてくるものと期待したいですね!個人的にはニコンもいうようにD3などはかなりFの末裔としてはいい線いってると思います。
blog管理
2008/10/17 00:51
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