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zoom RSS ソニーのDSLRらしさはこれからデザインはクールに!

<<   作成日時 : 2008/09/30 23:18   >>

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 『「α900」でやっと1人前になれた』インタビューのタイトルからしてなんだか感慨深い感じがしてきました。2006年6月6日にα100を発表して以来、ソニーのデジタル一眼レフも最新のα900で5機種ものラインアップを誇るまでになりました。

 「やっと1人前になれた」と語るのは、ソニー デジタルイメージング事業本部 AMC事業部部長の勝本徹氏。やっととはいっても、たった2年4ヶ月で、フルサイズ機までそのラインアップにそろえてきたということには、ソニーの開発力のすごさに改めておどろかされます。

 α100の発表に際しては、ソニーから20本以上のαレンズをラインアップさせるとのアナウンスがありましたが、αマウントの交換レンズは26本にもなり一眼レフシステムとしても立派なものとなりました。なによりα100が登場したときに、このブログで敬意を表したいと書いたことはオリンパスに続いて、新規参入のソニーが撮像素子のゴミ対策アンチダスト機能を搭載してきたことでした。

 国内のほかのカメラメーカーに先んじて、オリンパスの独壇場だったセンサーのゴミ対策に関して、ソニーがアンチダスト機能を搭載して、新規参入でこの問題をきっちと対策してきたことにはデジタル一眼レフ事業に対する真剣さをみる思いがしました。しかし、その後のラインアップをみていて、ソニーらしさがあまり感じられないという印象を多くのかたが持ったという面もありました。

 デジカメWatchのインタビューで勝本氏は、そのあたりに関して特に説明をされていて、その真意がよくわかりました。ライブビューや動画の取り組みに慎重な感じなのは、

「長い歴史の上に成り立った一眼レフカメラ業界ですから、何か変わったことをソニーが1番にやると“電気屋が何か変なものを作ってきた”という意見を言われがちです。我々はまず、カメラメーカーとして、他社が積み重ねてきた歴史をなぞる必要がありました。もちろん、動画機能の取り込みに関しては我々も注目しており、どのように組み込んでいくべきなのか悩むところはあります。動画専用カメラと同じような使い勝手を、スチルカメラ用のプラットフォームで作るのは難しいですから」そして、動画の要望はあるとしながらも、

「一眼レフで動画を撮る意義と実現方法、それにどのような用途での提案を行うかで悩んでいます」と、意外な答えが返ってきた感じです。しかしこう答えながらもソニーでは着々とソニーならではと思うような動画機能の開発をおこなっているような感じがします。 その上で、

「実際、私たちは常に意識してカメラの伝統に則った手法を採ろうと考えて事業を進めてきました。一眼レフカメラメーカーとしては新参者ですから、何をやるにもカメラ業界の常識を外さないように意識していたのです。たとえば、ライブビューにしてもなぜすぐにやらないのか? と質問されることが多かったのですが、ライブビュー1番乗りをしておいてAFもロクに合わないようでは馬鹿にされるでしょう。動画も1番最初に始めると、一眼レフカメラのことが判っていないと批判されたかもしれません。ですから、一眼レフカメラの世界で1人前のメーカーになった。そう言っていただけるようになるまでは、オーソドックスなカメラの開発を行ったのです」

 あえて、オーソドックスなカメラの開発してきたのだということがよくわかりました。そのオーソドックスなカメラの開発を突きつめてきて、「一眼レフ業界の“町内会”には入れてもらえたのだと思います」と語り、知られざる苦労もあったことをにじませていました。

「大規模に一眼レフ事業を展開しようとすると、電機メーカーとのコネクションややり方だけではうまく行きません。光学機器メーカーとしての土台をしっかりと築き、関連協力会社との良好な関係を築く必要がありました」

 なにより、ソニーは引き継いだコニカミノルタのユーザーを大切にしていることがインタビューではよくわかりました。

「ミノルタのαを引き継いだ責任もあります。当時、世界中に1,600万本のレンズがあると言われましたが、それらを所有しているユーザーがいるのですから、脇道に行くのではなく、きちんとミノルタの資産を無駄にしないよう事業を行なう責任があったと考えています」 そして、

「1周目のテーマは“伝統と挑戦”でした。一眼レフの歴史を2年間で、製造から販売まで学びながらやってきた。その2年、“ソニーらしくない”と言われ続けたので、これからは思う存分に“ソニーらしい”ことをやろうとしています」ソニーはこれから基礎固めを終えて飛躍の予感を感じさせます。それはデザインに関してもいえるようで、

「デザインに関して言うと、クールなイメージのものを考えています。ボディの表面処理などにも、これまでとは違った工夫を盛り込みます。パッと見の部分から“ソニーらしい”と言われるよう、デザインの担当者には“徹底的に行なってください”と伝えました」また内容に関しては、

「他社は取り組んでいないことを積極的に盛り込んでいきます。デバイスでも機能でも、あるいは性能でもいいので、突き抜けた魅力が欲しい。」ということでいよいよ、ソニーらしさがデジタル一眼レフ、αでも発揮される時が来そうです。

 インタビューできになったのは、プロ機の開発に関連するはなしで、次のようなことに言及していることでした。

「そうなると完全にプロフェッショナル向けとなりますので、プロ向けの特別なサポート体制を整えなければならなくなります。プロサービスが欲しいという意見は、特に海外の方から受けています。あとは、そうしたサービスインフラを構築する覚悟を決めるかどうかになります」

 ソニーがプロ機の世界に覚悟を決めて参入するときが来るのか、今後ソニーらしさの発揮とともに楽しみな要素のひとつになりそうな感じです。


 さらに詳しくは、下記資料にあるURLから、デジカメWatchの本文をお読みください。まだここで紹介しきれない内容がいっぱいあります。


【資料】以下の記事を参照しました。
デジカメWatch
「α900」でやっと1人前になれた
ソニーデジタルイメージング事業本部 勝本徹氏に訊く
会期:2008年9月23日〜9月28日
会場:ドイツ・ケルンメッセ
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2008/09/28/9327.html

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
この記事も面白かったですね。
一眼レフの開発では、「やっと町内会に入れた」というコメントから、ソニーがかなりのプレッシャーを感じていたようですね。α900が正統派な理由がよくわかりました。
コニカミノルタのユーザを大切にしながら、奇をてらわずカメラとしての機能にこだわった姿勢は、すばらしいと思います。記事を読んでいて、うれしくなってしまいました。
ソニーにとっては他社が動画を搭載したので解禁ですね。次に発表するカメラには、かなり完成度の高い動画機能を盛り込むのでは?なんて想像してしまいます。
58Caddy
2008/10/01 10:25
いやー、ソニーと言う会社を見直しましたねー。
業界やユーザーに対する真摯で誠実な態度には感動すら覚えました。
この謙虚さ、意外なほどの慎重さ?に巨人の片鱗を垣間見た思いでした。
ソニー参入の効果は既に色々な形で出てきており、今後が益々楽しみです。
5963
2008/10/01 13:02
東芝が原発事業を買い取ったのと類似の例と思います。

ソニーで創っている素子と、旧コニカミノルタのレンズやボディのノウハウ。
どちらかがどちらかのやっていないほうに手を出しても、この期間でこのレベルまで持ってくることはさすがに難しかったと思います。

きちんとした収益が出せれば好事例として挙げられることだと思います。
marusuke
2008/10/01 22:06
私もこの記事は興味深く読みました。
コンデジではデジタルらしさ、ソニーらしさをガンガン出していたのに、
デジ一ではあまりにも保守的な、ソニーらしさのない態度にもどかしさを感じていましたが、
この記事を読んで心のもやもやが晴れたようです。
この次のαが楽しみです。
さんちゃん
2008/10/01 22:31
「町内会」という比喩もですが、とても好感の持てる発言ばかりだな〜と感じました。
あれからもう二年なのか、まァだ二年なのか・・・。
αの未来も明るそうで、嬉しくなりますね。
昇り龍
2008/10/01 23:01
58Caddyさんこんにちは!
一連のインタビューのなかで一番考えていることが伝わるものでしたね。ソニーが先頭切ってLVや動画を入れるとなにをいわれるかわからないと考えてコンサバ路線で通したというあたりがすごく思慮深いというか慎重にことを運んできたのだなと改めて感じました。
おっしゃるようにソニーもLVも動画も解禁ですね!
そうなると今度はソニーらしくないとまたいろいろといわれそうですけどね!開発者も悩ましいですね。
blog管理
2008/10/02 17:13
5963さんはじめまして!
ほんとにおっしゃる通りだと思いました。
ソニーの真摯な態度や旧ユーザーを大切にする気持ちなど読んでいても気持ちのいいものがありますね。
まずはまともにDSLRで勝負してそれからソニーらしさをだしていくという慎重さがすごいなと思います。
ソニーの参入でフルサイズ機の世界にも新風を巻き起こしていますし、今後の展開でもいい意味で業界に影響をあたえ続けて欲しいですね。
blog管理
2008/10/02 17:20
marusukeさんこんにちは!
なるほど、経済界のM&Aの好事例になるというおはなしさすがです!ソニーの各部門がDSLRとコラボしたいという好循環になっているようですから全体で収益性もよい方向に向かうのではないでしょうか。
blog管理
2008/10/02 17:23
さんちゃんさんこんにちは!
おっしゃるように自分もなんでDSLRではソニーらしさをだしてこないのかなとずっと思っていました。
こういうきちんとした理由があったのですね。
これから先、ソニーの新世代DSLRが徐々に登場してくるのかもしれませんね。デザインも大幅に変化していきそうな感じを受けました。
blog管理
2008/10/02 17:27
昇り龍さんこんにちは!
新機能使ってみました!(笑)昇り龍さんにピッタリのマークがありましたよ!
そうですね!ソニーの参入以来2年と少しですが早いのかまだそんななのかですが、個人的には早いなという感じを持ちました。でも2年と少しでフルサイズ機をだしてきたところは本当にすごいと思います。有言実行の見本のような感じですね。明るいαの未来のためにD3貯金はα貯金になったりしませんか。その行方がきになります!
blog管理
2008/10/02 17:32
ソニーのDSLRらしさはこれからデザインはクールに! きになったコト/BIGLOBEウェブリブログ
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