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zoom RSS D3・D300に搭載された倍率色収差機能のおはなし

<<   作成日時 : 2008/05/22 22:04   >>

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 ニコンの興味深い技術者インタビューがネットに掲載されていました。その内容は、D3とD300から搭載された倍率色収差軽減機能に関するおはなしで、なんだかカメラのなかですごい処理がおこなわれているらしいことがわかりました。

「色のズレ量、色の濁り量を自動的に検出し、それを補正するのがこの機能のまず1つ目のポイントです。2つ目のポイントとしまして、倍率色収差軽減ですので、画像の倍率を変えます。具体的には色ごとに異なる絵の大きさを、同じに揃えます。その場合、はみ出した色を抜くのではなく、ちゃんと合わせるようにしています。」

 こんな興味深いおはなしをされているのは、ニコン映像カンパニー開発本部の寶珠山秀雄氏で、デジカメWatch にインタビュー記事が掲載されていました。D3とD300に搭載されている倍率色収差軽減機能はまったく同じものとのことで、D300はDXフォーマットなので目で見えるほどの効果が少ないということでちがうのではないかというはなしもあるようですが、そんな疑問もこの記事を読むと解消されます。

 倍率色収差軽減機能は、AFレンズだけが恩恵にあずかれるというものではなく、古いニッコールでも効果があるように作られていて、D3とD300が発表されて、最初にこの機能のことを知ったときにはどういう理屈なのか自分には想像もできませんでした。

 ニコンでは、この機能を開発するにあたり、AFレンズだけに対応するものにはしないと決めて、倍率色収差の検出技術を新たに開発したのだという。そして、レンズに依存しない補正を実現したという。

 機能の検証のために、集められるだけのニッコールレンズを集めたといい、1,200-1,700mmのズームレンズやメディカルニッコールなども試し、43-86mmのズームは全ての世代のレンズを集めて実験をしたということで、そうして開発した倍率色収差軽減機能によって銀塩フイルムで撮るより数段描写力が上回った写真が撮れるという。

 おもしろいなと思ったのは、「倍率色収差を好む人がいるとは思えなかったので、敢えてON/OFFできるようにはしませんでした。」ということでした。RAWで撮影してNXで現像する際には、この機能のチェックをはずすことで無効にすることはできますが、あえて無効にする場面は個人的にはやはりない感じです。

 ニコンも積極的にいろいろな場面でカメラやその機能をPRするようになってきたのかなという感じのインタビュー記事でした。


【資料】
デジカメWatch
気になるデジカメ長期リアルタイムレポート
ニコンD300【第7回】D300にもある「倍率色収差軽減」
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/longterm/2008/05/21/8516.html

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コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
ちょっとご無沙汰してました。倍率色収差軽減機能。これは実はD300で最もありがたいと思った機能ですね。頑なにFマウントを守り続けているのも、この機能でさらに大きな意味を持つのではないでしょうか。これで多くのMFニッコールが復活できる可能性が高くなったような気がします。キヤノンも儲けているんですし、もう少しFDレンズを救済するようなモノを開発してくれてもいいと思うんですがねえ・・・。まあそんなこと期待する方が間違いですかね(笑)。で、私の結論→やっぱいいわニコン(笑)。ではでは。
fortunati
URL
2008/05/22 23:22
前にもどこかで書いたと思いますが、倍率色収差軽減機能の影響か、非純正のタムロンの28-75mm/F2.8(A09)が、まったく芯の無い画像になってしまい、D3では使い物にならなくなってしまいました。D2Xまでは問題なかったので、D3のカメラ内画像処理の影響ではないかと思いますが、ぼくだけでしょうか?

キヤノンは、カメラを消耗品と考えて、その時に儲かるカメラを作ってますね。カメラが壊れるのは消耗品だからあたりまえと言う思想です。

ニコンは、昔ながらカメラを貴重品と考えて作っていて、Fマウントの継承などまさにその象徴のようなものです。

銀塩の中古市場に、ニコンがキヤノンよりもたくさんあるのは、カメラ作りの思想がそのまま反映されています。

Hiroyuki
URL
2008/05/22 23:46
前回の記事に引き続き、興味深いないようです!
ニコンはホント凄い技術をもってして凄いものを開発、世に出したんだなぁ〜と実感しました。
最近ではD90待ちよりもD300がいいのかな〜なんて思うことしばしば。店で触っては重いよな〜ライブビュー使いにくいよな…と思い留めています。今後FX中級機の出る可能性もあるみたいだし(笑)
でも悩んでいたらいつまでも買えないですものね。何はともあれ資金を稼がなければ(^_^;)
ところで他社レンズだと色収差は補正されないんですか?ニコンのレンズならMFも含め全て効果あるのに不思議ですね。RAWで撮影、NXでOFFにすればとも思うのですがなんかダメそうですな。
凧tako
2008/05/23 04:17
こんにちは!
つい最近までデジタルは銀塩の模倣品のような扱いでしたが、いろいろな技術革新で銀塩ではできなかったことができるようになって来ましたね。これはレコードからCDへの変化よりも大きな変化になってきたようです。デジタル写真の進化は銀塩のパフォーマンスを超えそうですね。
きゃのらー
2008/05/23 13:52
fortunatiさんこんにちは!
おっしゃるとおりですね!倍率色収差も味といえば
いえなくもないですが、これは色のずれですから
ボケ味とはちがい画質低下という側面のほうが多い
ように思います。NXで直せるならカメラに搭載
しても問題ないですし、JPEGでも効果を得ら
れるのでこれはいいですよね。古いFマウント
レンズの面倒見もいいという感じでうれしい機能
ですね!FDはいろいろとご意見もあるようですが
自分はもう手放したので、意見はないです!
やっぱりいいわ、ニコン!ですね。(笑)
blog管理
2008/05/24 00:00
Hiroyukiさんこんにちは!
前にも書かれていましたね!でも改めて考えると、
この機能は倍率色収差のみを減少させるだけと明言
していますよね。そうなると記事の説明では悪影響
がでるとは考えられない感じになります。
なので、倍率色収差がおはなしのタムロンのレンズ
でどれぐらいあるのか不明ですが、少なくなり画像
はシャープなものとなり、芯のない画像がどういう
ことをさすのかよくわかりませんが、少なくとも
画質が悪くなるということにはなりそうにない感じ
ですよね。タムロンに聞いてみるのも手かと思い
ます。キヤノンはAFでマウントを変えてニコンは
変えなかったという方向性の違いがあり、レンズも
資産と考えるのかの違いもありそうですね。
ニコンは古いレンズもマウントが普遍(制約はある)
なので最新のカメラにもついてしまうので、その
対応が必要になりこういう機能も開発したと書いて
ありますね。キヤノンも壊れるのは当たり前とは
思って作ってはいないと思うのですが、マウントの
変更の有無が、その後の展開に大きな違いをみせて
いるのではないでしょうか。
blog管理
2008/05/24 00:14
凧takoさんこんにちは!
この機能はレンズに依存しないところがすごいと
思います。NXにはありましたが、それをカメラに
入れてさらにJPEGでもOKですからこれは価値が
ありますよね。いまも書きましたようにこの機能は
レンズの制約がありませんので、有名プロも古い
レンズが生き返ったようだととある動画でもいって
ました。URL
うわさではいろいろとはなしがでてきてこれだけ
いろんなはなしがでてくると過去の例からも新型
の登場は、そう遠くないのではと想像しています。
なのでここは様子見でしょう!(笑)
blog管理
URL
2008/05/24 00:27
きゃのらーさんこんにちは!
ほんとうにおっしゃるとおりで、DSLRは
フイルムをセンサーに置き換えた段階からその性能
(センサーや周辺処理回路)のブラッシュアップを
経て、さらに進化の段階に入りつつある感じですね。
パフォーマンス(という言葉で正確なのか別にして)
はフイルムを超える部分がでてきていると思います。
D3をだすまでもなく、D40で高感度域などは
フイルムを超えていると思いますし、精細さなども
画面サイズに対してデジタルのほうが有利な面が
でてきていると思います。きっと単純比較の時代は
終わったということでしょうね。
blog管理
2008/05/24 00:35
ありったけのニコンレンズで試験した、という意味は、考え得る限りの状況で色補正収差が適切に作動するようにチューンした、ということで、別にレンズの種別情報を使うわけではないのだろう、と思います。ということは、これは完全にソフトアルゴリズム的な補正で、ということは、一般のRAW現像ソフトに同等のアルゴリズムを導入するのは原理的に可能なのだろうと思います。現に、パープルフリンジを直すような現像ソフト機能はすでに存在しますし。今後、この業界全体が再活性化するきっかけになるかも知れませんね。
のんたろう
2008/05/24 11:15
のんたろうさんこんにちは!
ニコンの膨大な検証作業の労力には頭の下がる
思いです!大変な作業でもユーザーのためにとの
思いで開発してくれたカメラはやはり早く使って
みたいです!ソフトにということではニコンでは
いち早くNXなどに搭載してRAWだけという制約
はあったものの、載せたのはすごいと思いました。
いまはシルキーなどにも確かこういう機能があった
と思います。進化には目を見張るものがありますね!
blog管理
2008/05/24 23:21
たしかD200の体験セミナーだったと思いますが、ある講師の先生が、レンズのROM情報を元に、個々のレンズ特性に合わせた倍率色収差軽減機能を開発中と言われていました。そのためROM情報を持ったレンズの方が、収差軽減の効率がいいと思います。将来的に、高級レンズを買わなくても、倍率色収差が消えるんだと言われてました。

過去の膨大なレンズについては、3Dトラッキングなどに応用されている画像解析技術を利用して、カメラが被写体を判断した上で、倍率色収差軽減機能を働かせているのではないかと推測します。

リンク先のように、太陽を構図に入れても破綻しないのは、やはり最新のカメラとレンズの組み合わせだと思います。
Hiroyuki
URL
2008/05/25 00:16
Hiroyukiさんこんにちは!
リンクのお写真、素晴らしいですね!写真としても
とてもうまいと思いますし、ニコンの宣伝にもなる
ほどだと思いました!
機能的なことの詳細は、自分ではわかりませんが、
この倍率色収差軽減の機能は、レンズに依存しない
ということで、記事のニコンの解説を読む限りでは
AFレンズのほうが、ということはないのではない
でしょうか。ニコンに聞いてみますか!(笑)
その当時(D200のセミナー)はまだ開発段階の
おはなしですからその後、その講師のかたのいった
通りの仕様になったとは一概にいえないと思います。
まあ想像になりますが。Hiroyukiさんの推測を否定
するものではありませんが、画像の倍率までいじる、
倍率色収差の検出技術を新たに開発したわけです
から、レンズに依存しないものということに腐心
したのではないでしょうか。リンクされたお写真が
最新のカメラとレンズの賜物ということには全く
異論はありません。
blog管理
2008/05/25 00:46
ぼくがもし技術者なら、より精度を高めるために、レンズ内のROM情報も活用すると思います。

だから、倍率色収差の検出技術を使って、ほぼすべてのニッコールレンズに対応できるけれど、やはりROM(固体識別情報)内蔵レンズの方が精度が高いんだと思います。

そこで、疑っているのがタムロンのROMが、この機能にマッチしていないため、画像が甘くなってしまうんじゃないかと言うことです。D3以外のカメラでは起きない現象ですので。

前回のリンク先の写真も、フルサイズの普及機が登場したり、画像処理技術が発達して、普通に撮れる写真になるんだと思います。
Hiroyuki
URL
2008/05/25 16:13
Hiroyukiさんこんにちは!
ニコンがこの機能を開発した経緯を考えると
古いニッコールをFXフォーマット機につけた
場合の対応という意味合いが強くインタビューでも
「古いニッコールレンズをサポートすることは、
我々ニコンのポリシーでもあり思いでもあります」
と語っているように、始めからレンズに依存しない
ことありきでの開発と語られています。
古いレンズで高い効果がでるようにしてあれば
特にレンズ情報を使わなくてもよいことになる
とも思います。なによりニコンでは依存しないと
語っているので、もしAFレンズだけ情報を使って
いれば使っているとはなすのではないでしょうか。
特に秘密にすることもないと思われますし、使って
いれば、ヴィネットコントロール機能のD3への
追加で、レンズの制約をきちんと説明したように
案内があると思います。
blog管理
2008/05/25 23:00
汎用RAWソフトのシルキーでも倍率色収差低減
機能がありそれも、レンズ情報は関係なく補正して
しまうので、そのあたりからも特に使わなくても
補正できるのだと思います。タムロンの件は、
タムロンに問い合わせてみるのがいいと思います。
blog管理
2008/05/25 23:00
運がいいのか悪いのか、倍率色収差レンズを持っていないので、D300で自動倍率色収差補正の恩恵をあまり感じていません。
純正以外のレンズでは倍率色収差補正の効果が無いという都市伝説もあるようですが、どうなんでしょうね?これは、RAWで撮ってキャプチャーNXで効果をOFFにすることで、簡単に比較できると思いますので、ぜひ定量的に検証して欲しいと思います。
58Caddy
2008/05/26 16:26
58Caddyさんこんにちは!
倍率色収差の目立つレンズをお持ちではないと
いうことで、なによりでした!(笑)でもと書くと
申し訳ない感じですが、旧モデルのズームには
PCで画像を拡大するとわかるものもありRAW
で撮影して、NXのチェックボックスをONOFF
するとやはりわかるものがあると思います。
恩恵を感じていないのではなくて、画像がきれいに
補正されての恩恵を感じないということなのかも
しれませんね。あとインタビューにあるD300
よりD3のほうが効果がはっきりしやすいという
ことも関係しているのかもしれませんね。
純正以外でも古いニッコールなら関係は純正以外と
同じと思われ、どちらも効果はあると思いますよ。
2008/05/24 00:27の自分のコメントのURLの
リンクに写真家のかたのサードパーティレンズの
おはなしが効果を語っています!
blog管理
2008/05/26 22:49
昨日、D300+Sigma 12-24mmの12mmで撮影した写真を使い、NXで倍率色収差オンオフで比較してみました。
画面上で等倍で端の部分を比較しましたが、変化があるのかどうかわからないぐらいの微妙な変化でした。
D3ならもっと効果がはっきりすると思いますが、その確認のためにD3を買うわけにはいきませんね(笑)
もちろん、この倍率色収差自動補正は大歓迎で、知らないうちに恩恵を受けているのは、非常にありがたいです。いずれにしろ、最近のレンズは性能がよく、DXフォーマットで使う限りは、効果はわかりにくいと思います。やはり、真価を発揮するのは昔のズームレンズでしょうね。
今度、AI 80-200 F4 とか、E70-210F4といった昔のズームレンズを使って、検証してみようと思います。
58Caddy
2008/05/27 15:24
58Caddyさんこんにちは!
シグマのデジタル用とうたうレンズはかなり
倍率色収差をうまく補正したものが多いようです。
それをD3よりも周辺をカットしてしまうD300
でみると変化がわからないぐらいの感じになるの
かもしれませんね。その違いをみるためにD3と
いうわけにもいきませんよね。(笑)
不変のFマウントというニコンならではの事情から
開発した機能かもしれませんが、昔のレンズを救う
ということ以外にも効果的なのでほんとうに有用な
機能だと思います。今度試した結果ブログの記事で
読ませてください!楽しみにしています!
blog管理
2008/05/27 23:41
D3・D300に搭載された倍率色収差機能のおはなし きになったコト/BIGLOBEウェブリブログ
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