先日、『D40のちょっとした感想 2』という記事を書いたところ、D40で初めてデジタル一眼レフデビューされたかたで、すでにキットレンズ以外のレンズを購入されたかたが思いのほか多いことがわかり特にAFニッコールレンズの中でもマニュアルでしかピント合わせのできない単焦点のAFレンズを購入されたかたがやはりピント合わせに苦労しているとわかり、ちょっときになることがありました。 このブログのタイトル通りのきになったコトとは、AFの単焦点レンズに関して、マニュアルでピント合わせをしなくてはいけないということは理解した上でニッコールのAF単焦点レンズを購入されたと思うのですが、そんな熱心なかたにもまた今はまだAFだけしか使わないというAFレンズの使用者のかたにも共通して確認してもらいたいことがありました。 それは、D40の使用説明書20ページ、『ファインダー内の見え方を調節する』という、項目をぜひ確認してもらいたいと思いました。マニュアルでピント合わせをする際にこの項目は最も重要な基本設定となるためです。説明書では、 『ファインダーをのぞきながら視度調節レバーを上下に動かし、フォーカスエリアの枠線が最もはっきり見えるように調節してください。』 と、あっさり書かれているだけなのですが、この調節がしっかりと行われていないとピント合わせはできないことになってしまいます。マニュアルでピント合わせを行う際にフォーカスエイドで左はじの緑のピント表示の点灯で確認するから関係ないと思われるかもしれませんが、AFでピントを合わせる際でもマニュアルでピント表示の点灯を確認する際でもきちんと視度調節があっていないとファインダー上でみえる像のどういう状態がピントが合った状態なのか、いつまでたってもわからないままとなってしまいます。 AFだけつかっているひとでも、この視度調整が合っているとAFが合焦した時にファインダーの画像が最もシャープに見えてこういう状態がピントの合った状態なのだとだんだんわかるようになっていきます。 マニュアルでピント合わせを行うかたにとっては視度調整が合っていないとファインダーをのぞいてピントリングを回してもどの状態で完璧にピントが合っているのかいつまでたっても確信がもてないということになってしまいます。グリーンのランプは点灯しているから一応このあたりがピントのあっているところなのかなという感じになってしまいます。 視度調節が完全に合っているとピントの合ったところがはっきりとわかるようになるのでなれてくると、ピント合わせも思ったよりスムーズにおこなえるようになっていきます。つまりピントの山がわかるということになるわけです。 さて説明が長くなってしまいましたが、説明書であっさり書かれているフォーカスエリアの枠線を最もはっきり見える状態に合わせる必要があるのですが実際にはこの枠線、よく見ると点線状になっていて、一本の黒い線に見えるフォーカスエリアの枠線は実はギザギザした線になっていることがわかると思います。ファインダーをのぞいて単なる黒い線に見えている場合は合っていないということになりますので、視度調節レバーを上下に一段ずつ動かしてよく見てください。 何度か上下に何段か微調節していると、この枠線が最もシャープに見えてくるポイントがあると思います。そこが、視度調節の合ったところ、ということになります。この状態になったところで、今一度AFでなにかにピントを合わせてその対象をみると今まで以上にファインダーの像がくっきりとみえてくると思います。 AFで使えないレンズを購入されたかたも、このように視度調節を厳密におこなってからマニュアルでピントを合わせをおこなうと今まで以上にファインダーでピントを合わせた時の対象がはっきり見えてくると思います。 この視度調節はD40に限らず、さらに銀塩、デジタル、メーカーに関係なく調節機能の装備されているカメラをお持ちの方は、一度微調節をされるとピントの山は実はこんな感じだったのかと思われること間違いなしです。 (調節は各カメラの説明書に従って行ってみてください) D40のユーザーのかたから多くのコメントをいただき、レンズ交換をして楽しまれていることがわかりきになって書いてみましたが、AFでもマニュアルでもピントが合った状態が実際にはどのようにファインダーで見えるのか、ということがわかることはとても大切なことで、そのピントが合った状態を何度も見て経験をつむとピント合わせのカンやこつもつかめてくると思います。 逆にいうと視度調節がきちんと合っていないといつまでたってもピントの合った状態がどういう状態なのか、わからないということになってしまいます。ファインダーでピントが合っていく時のファインダー像が徐々にはっきり立ち上がってピントが合う醍醐味を味わえないことになり、一眼レフを買った価値がなくなってしまいます。 あと、おまけですが、目は疲れてくると目のピント自体が合いにくくなりファインダーがぼやけたような感じに見えることがあります。そのような時も視度調節を微調節すると見やすくなることがあります。AFでしか使わないかたはこの微調節はおこなわないほうがよいかもしれません。なれないと戻すのを忘れてしまう恐れがありますので。 おまけその2、ファインダーで見えている範囲は、背面液晶に表示される画像の95%しか見えていません。これはファインダーの視野率というものでそういう仕様となっているものです。ですからファインダーで見えている範囲より少し広い範囲が実際には写ることになります。以外と忘れてしまうことなので、ファインダーに注目した今しっかり覚えておくといいと思います。 |
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タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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Nikon D40 + 接眼補助レンズ
眼が悪い。 ...続きを見る |
kishin Design | Macと... 2007/02/08 13:14 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
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いや〜最近のカメラには視度調整が始めから付いているんですね。フォーカスエリアの枠線がギザギザだったいうこと始めて知りました。今度しっかりと見てみよ〜これってD40に限らないことなんでしょうか??? |
凧 2007/01/30 15:35 |
D40、本日付でファームウェアのアップデータが出ていました。 |
air URL 2007/01/30 17:40 |
凧さんこんにちは! |
blog管理 2007/01/30 20:27 |
airさんこんにちは! |
blog管理 2007/01/30 20:32 |
僕は最初からMFで使うつもりだったので、視度補正には気をつかっています。 |
Summy URL 2007/01/30 21:02 |
Summyさんこんにちは! |
blog管理 2007/01/30 22:07 |
こんばんわ。 |
Silva 2007/01/30 23:19 |
Silvaさんこんにちは! |
blog管理 2007/01/30 23:35 |
こっ故障ですか〜!! |
Silva 2007/01/30 23:44 |
Silvaさんどうも! |
blog管理 2007/01/31 00:04 |
D40だけ確認してきました(^_^;) びっくりです。あんな枠になっていたなんて… 色々考えられてるんですね。 |
凧 URL 2007/01/31 18:04 |
凧さんこんにちは! |
blog管理 2007/01/31 20:41 |
こんばんわ! |
j-boy 2007/01/31 22:55 |
j-boyさんこんにちは! |
blog管理 2007/01/31 23:21 |
おお、D40のコミュニティ広場のようになっている!素晴らしい! |
ささ 2007/02/01 00:26 |
私はかなり目が悪いので、-4の接眼補助レンズDK-20Cを使用しています。 |
kD URL 2007/02/01 00:30 |
kDさんはじめまして! |
blog管理 2007/02/01 00:40 |
ささサンこんには! |
blog管理 2007/02/01 00:45 |
はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いてます。 |
yamataka URL 2007/02/01 20:21 |
yamatakaさんはじめまして! |
blog管理 2007/02/01 21:42 |
ご返事ありがとうございます。 |
yamataka 2007/02/01 23:39 |
yamatakaさんどうも! |
blog管理 2007/02/04 01:51 |
「DK-20C+DK-20」の組み合わせを試してみました。 |
kD URL 2007/02/08 13:23 |
kDさんこんにちは! |
blog管理 2007/02/08 18:49 |
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