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zoom RSS D40の高速シンクロを別のカメラで実験!

<<   作成日時 : 2007/01/18 02:11   >>

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 今日は閑話休題ということで、このあいだD40のシンクロ同調が外部フラッシュを使って最高速度の4000分の1秒まで同調したことを書きました。その後追加で別のニコンのデジタル一眼レフでも実験してみた結果を報告してみたいと思います。

 結果を報告するともうそれだけで終わりになってしまうネタで恐縮すが、ニコンのデジタル一眼レフで少し古いD1Xというカメラがありました。このカメラは簡単にいうとシャッターの形式がD40と同じ方式でCCDで露出をコントロールするようになっています。
通常の機械式のシャッターは遮光の役目とCCDの保護という役目をになっているわけです。

 ということで、D40が公式な仕様よりも範囲を超えて最高速の4000分の1までシンクロするのならこのD1Xでも、そうとう高速なシンクロが期待できるのではないかと思ったわけです。

 このD1Xのシャッター速度の最高速はなんと16.000分の1秒というとてつもない高速シャッターを誇っていたのです。今まで市販の一眼レフで最速のシャッター速度を誇っていたのはミノルタのα-9で、1/12.000秒(シンクロ・1/300秒)というのが一眼レフでは最高速度でした。このα-9は機械式シャッターでこの最高速を達成しているという意味では未だにその座を守っています。

 D1XではCCDという飛び道具ではありますがこのα-9の最高速をぬいてさらに高速な16.000分の1秒という数値を達成してしまいました。はたしてこのD1Xのシンクロはどこまで同調するのでしょうか。D40の実験以来とても興味がありました。

 結果からおはなしするとこのD1Xも全速同調してしまいました。びっくりです。16.000分の1秒のシンクロ同調という前代未聞のシンクロ速度を達成してしまいました。
と、まあこれだけのことなのですが。技術の進化というのはおもしろいという結論でした。

 ミノルタのα-9ではシャッターの構造上の問題から絶対にこのようなシンクロ速度をだすことはできません。露出コントロールを機械式シャッターに頼らないCCDならではのわざといえるわけです。

 これをどのような表現に結びつけるのか、というはなしは、この際おいといてただおもしろいということでした。

【シャッターとは!】
 ここから先はD40で初めて一眼レフを使われたかたのために簡単なシャッターの理屈について書いてみますので、ベテランのかたは以降飛ばしてください。

 これはあくまでも簡単な一般的な説明です。通常一眼レフ(フイルム・デジタルとも)では絞りと機械式のシャッターを使って露出をコントロールしています。自動露出の機能を持ったカメラはシャッターの駆動を電気的にコントロールしていて、完全なマニュアル露出のニコンFやF2といったカメラでは全く電気関係を持たない機械式シャッターとなっています。

 ここで機械式シャッターには電気を使わないもの、使うものとわかれますが、現在のようにD40といったカメラのようにCCDでシャッターの役目を兼ねるタイプのカメラがデジタル一眼レフの時代になって、でてきたため両方とも機械式シャッターといういいかをするようになっています。銀塩時代は、AE機能をそなえたカメラのシャッターを電気シャッターとなどと呼んでいました。時代とともにシャッターの呼び名も変わっています。

 機械式シャッターの露出のコントロールの方法は、シャッターが開く時間の長さで光をフイルムや撮像素子にどれぐらい当てるかをコントロールして決めていますが高速シャッターになると開いて閉じるだけでは露出のコントロールに限界がしょうじるためシャッターはスリット状になって走行することで光を当てていきます。

 このシャッターの走行方向には2通りあり横にスリットで走るタイプと縦に走るタイプがあります。横に走るタイプでは走行距離が長くなることから最高速をだすのに限界があり今では縦走りが主流となっています。

 特殊な条件が重なった場合、このシャッターのスリットの幅は高速になるとほんの数ミリ程度となりそのつまようじぐらいのスリットが上下に平行に走行しながら光をあてていくわけですが、ここで機械式シャッターの問題が生じてしまいます。せまいスリットが走り始める上と下では走行が終了するまでにほんのわずかな時間差ができてしまいます。

 つまり止まっている風景などは問題ないのですが左右に高速で動く乗り物などを止めて写すために早いシャッターを切るような場合、走り始めと走り終わるところでは画面上に乗り物は移動して写ってしまうために形が歪んで写ってしまう場合があります。

 シャッターのおはなしを長々書いてきたのはこの特性を知ってもらいたいということで書いてきたわけでが通常ではまったく問題なく撮れるのですが特殊な形で条件がそろうと、ときとして高速で移動する被写体が歪んで写る場合もあります。なかなかシャッターひとつとっても奥が深いというわけですね。

 D40の場合シャッター速度が高速になっても機械式のシャッターで露出をコントロールしていないために、高速で移動する被写体を撮っても画像が歪んでしまうということはないわけです。

 絞りに関しても被写界深度ということを勉強すると奥深いものがあります。広角のばあい望遠レンズの場合などの焦点距離と絞りの値、被写体までのでカメラからの距離などの組み合わせで無限大の表現のちがいがうまれます。


【関連記事】
『D40のX接点に関する非公式なおはなし』(2007/01/10)
http://f2f4d1x.at.webry.info/200701/article_10.html

【資料】
KONIKA MINOLTAの製品情報より、フイルムカメラ α-9のページ
http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/camera/a-9/index.html

コニカミノルタのホームページからアクセスするとかなり階層が深いです。
階層は「コンシューマー製品」「カメラ事業」「フォト事業」
「証明写真事業に関するお知らせ」「Camera Access」「フィルムカメラ」
「α-9 (1998年12月発売)」で、たどりつきます。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
勉強になりました!
なるほど、D40のようなシャッターの場合はCCDの保護と遮光に使っているのですね...
ささ
2007/01/18 13:01
ささサンこんにちは!
ちょっと補足。
あえていえばという感じでD40の機械シャッターは
露出のコントロールを行っていないので。
「遮光」これはニコンも言ってます。
そして、「保護」は、まあその役目もあるかな
ということで、あえて言えばということで
書きました。(笑)
なので、そういう意味ではD200もD2Xsも
D2Hsも保護の役目はあると思います。。。
この3機種のシャッターは本来のカメラのシャッター
として機能していてX接点も250分の1です。
D80は200分の1です。ということで、
D40はX接点をみると500分の1とD2Xs
などフラッグシップより優れていますね!(笑)
ニコンの「主な仕様」にはちゃんと、
「シャッター/CCD電子シャッターと機械式シャッター
の併用」と書いてあるのでわかりやすいですね。

あと現在では機械式シャッターも実際には技術の
進歩でシャッターの幕速を高速に駆動させることで
被写体の歪みなどはほとんど問題ないレベルと
なっています。
blog管理
2007/01/18 17:12
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